会員のみなさまへ

2011.04.05お知らせ

日本シェイクスピア協会事業運営へのご寄附のお願い

今日、日本シェイクスピア協会の主要事業は活況を呈しております。これはまことに喜ばしいことです。シェイクスピア祭には毎年、多くの一般の方々がご来場くださり、シェイクスピア学会での研究発表数は昨年これまでの記録をぬりかえ、2006年に体裁、編集体制を一新したShakespeare Studies は国際的に評価される研究誌となりました。Shakespeare Newsの誌面でも会員の内外における活動をお伝えしておりますが、上記すべてはひとえに会員の皆様のご研究への熱心なとりくみの賜物です。 しかしながら、協会の会員数はこのところ10年以上にわたり減少傾向にあります。最大時900人近くに達した会員数は現在約660人となり、2000年には639万円あった会費収入は2009年度決算では507万円まで落ち込んでいます。そうしたなかで、協会の運営に当たる委員会と事務局は各事業の質や規模を落とさぬ範囲で、Shakespeare Studies の委員による版下作成や委員選挙方法の簡略化など最大限の費用節減の努力をつづけております。とはいえ、その努力が収入の減少分を埋めあわせるにはおよばず、昨年度決算では約30万円の赤字となり、本年度予算でも50万円ほどの赤字が予想されます。あと5年もすれば繰越金もなくなり、協会財政は立ちゆかなくなります。これは協会の将来にとって憂慮すべき事態といわざるをえません。しかし、これまで長きにわたり営々と積みあげられ、大きく花開いた協会の諸活動がここで翳りをみせるのは、いかにも残念なことです。 そこで、このような財政状況に鑑みて、委員会は、シェイクスピア祭の開催、Shakespeare Studies 、Shakespeare Newsの刊行、シェイクスピア学会の開催など協会の主要事業を賄う一般会計へ、会員の皆様からのご寄附をお願いすることにいたしました。協会の主要事業の基盤を整え、今後のための資金を確保することが目的です。皆様にご寄附の趣旨をご理解いただき、ご賛同いただける場合にはご協力を賜りますよう切にお願い申しあげます。 ご寄附は一口2,000円として何口でも歓迎いたします。また、2,000円未満の金額でもけっこうです。会費納入などの際にご寄附をいただければ幸いです。 具体的な寄附方法は以下のようになります。
会費を自動引き落としで納入されている方は、メールまたはファクシミリで寄附金額をお知らせください。会費引き落としの際に寄附金をあわせた額を引き落とさせていただきます。
それ以外の方は、会費納入の際に、会費納入用の振り込み用紙の金額欄を寄附金をあわせた金額に訂正して、寄附金をあわせた額をお振り込みください(通信欄にその旨ご記入いただければ幸いです)。
シェイクスピア祭、およびシェイクスピア学会の際、受け付けにて現金による寄附を受けつけます。
協会の銀行口座みずほ銀行 九段支店 普通預金 1671451 口座名義 一般会計日本シェイクスピア協会 会長安達まみゆうちょ銀行 店名 〇一八(ゼロイチハチ)店番 018 預金種目 普通預金 口座番号0958019でも随時寄附を受けつけております。ご寄附いただく際にはその旨、メールまたはファクシミリでお知らせください。
なお、ご寄附をお寄せいただきました方々には領収書(葉書)をお送りいたします。また、お名前と寄附金額を随時Shakespeare Newsで公表させていただく予定ですが、お名前と金額の公表を望まれない方はその旨を事務局にご一報くだされば幸いです。

日本シェイクスピア協会会長 安達まみ 協会連絡先:03-3260-8109(tel&fax) shakespeare-japan@nifty.com